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「肉体は鎮静し、精神は覚醒する」 ギターやウッドベースを弾きながら、 オリジナルの楽曲を歌う助川久美子のBlogです。 *「estrella」はスペイン語で「星」という意味。 音たちが星となり光り輝きますように‥
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 本当はオッペ村で祭りをやっているはずだった春分の日の21日に、
那須CDの仮ミックス音源が全部そろって、
近所の音楽仲間の中嶋さんやイノサンがうちに集まって、
1曲目から10曲目まで通して聴く。
曲順もどんな風がいいかー、あーでもないこーでもないと言いながら並べていく。

その中で、絶対にこの曲は最後を飾る曲だよね、とみんなの意見が一致したのが、
今回の那須CDに初収録されるイノサンの新曲。



以下プロデューサーAnthony K.による解説。




今回の那須CD(仮題『那須~遙かなる山の調べ~』)のトリを飾る曲は、
井ノ浦英雄の作詞/作曲による「頂きに立ちて」。

井ノ浦は、その豊富な音楽経験から、今回のCDのサウンドプロデュースも手掛けている。
そろそろ還暦に近づこうとしている井ノ浦が、今までの音楽人生をふり返り、
また一人の人間として、自分の人生をふり返り、高みからそれを眺める。
それを、人が苦労して山に登り、頂上に立ったとき、ふり返って自分の
たどってきた道程を眺める行為になぞらえる。
そうした趣旨の曲だ。
いわば、井ノ浦版「マイウェイ」

ところが、シンガーソングライターとしての井ノ浦の侮れないところでもあるのだが、
その極めてシンプルな詞が、何となくこの大震災を予見したかのように、
犠牲となった人々への鎮魂の色調を帯び、同時に、
生き残った者たちが向かっていく運命の道程をも暗示し、
さらにそれを、数十年後の未来からの視点で描いているかのように感じられるのだ。

まさに、トリを飾るにふさわしい曲に仕上がっている。
とりあえず、その詞だけでもここに紹介しておきたい。


「頂きに立ちて」


いくつ 夜をこえ
君は そこに立ち
あー 時は
あー 流れ
夢は続くよ
旅は続くよ

やがて 日が落ちて
月が 君をてらし
あー 今も
あー 変わらず
そっと おやすみ
君は 夢の中
 
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