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「肉体は鎮静し、精神は覚醒する」 ギターやウッドベースを弾きながら、 オリジナルの楽曲を歌う助川久美子のBlogです。 *「estrella」はスペイン語で「星」という意味。 音たちが星となり光り輝きますように‥
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久しぶり新曲できました!


細かいメロディのフィードバックに、苦戦しましたが、もう大丈夫!自分の曲なのに!!

このフィードバックをするために、簡単に譜面おこしをしました。


一番嫌いな作業が譜面書き。

自分の中に流れている音を、記号化するのがとってもやっかいで、面倒なんだよねー

でも、客観的に曲の構造が見えるので、とっても大切な作業なのは、わかっているけどー

ともかく譜面も書けたし、あとは内容です。

7日の那の香さんライブで、初お披露目です。

お楽しみに~








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今日はGeoffの翻訳で「空の道」の英語ver「Sky Path」が完成しました。

とても深い曲なので、かなり翻訳が大変だったと思います。


日本語の詞の読み解きから、メロディにあわせるような語彙だったりと、

とても文学的な営みでした。

Anthony K.とGeoff ありがとう!!!

いつか英詩で歌います!!!




「Sky Path」

Spread your wings long and broad gliding on the wind

crossing over high mountains weathering the wild storms
 
travel beyond  far reaching, enticing rainbows
 
Over there, everlasting time waits eternally
 
the odyssey of your soul will survive and live on
 
now is the time to unleash your burdens and leave the memories of days long gone
 
bring forth rays of hope
 
as a guiding path for a new dawn

 

今年の春前あたりに完成した「El Camino~道」の詞です。
作詞はAnthony K.です。
東北ツアーの時も歌いたい曲。


El Camino by sukekumi



「El Camino」~道

深い森のその奥 水辺のかげ
千年に一度だけ 咲くという花
まぼろしの花 見た人もない

長い眠りから 今目覚め
たどってきた道 ふりかえる
子どもたちに 聞かせるために

わたしは 踊り子
終わることない輪舞曲
でもこの足は もう動かない
そのわけなど 知るはずもない
舞台の上の 芝居が終わり
幕が下りても わたしは残る
でもわたしが 動けなくても
世界は 踊る


わたしは 夢をみる
さめることない眠りの中
でもそれは 他人の夢
筋書きなど 知るはずもない
舞台の上の 芝居が終わり
幕が下りたら わたしは消える
でもわたしが 目を覚ましたら
世界が 踊る

他人のみる夢 脱ぎすてて
自分のいく道 探すため
子どもたちよ 目を覚ませよ

深い森のその奥 水辺のかげ
千年に一度だけ 咲くという花
まぼろしの花 見た人もない




2011年に起きた東日本大震災後に完成された曲。
もとのメロディーは数年前からあり、昔歩いた長い道のり・旅が見えるようなメロディーだったので、
タイトルをEl Camino(スペイン語で道)と命名。

みちのくの玄関口に住む私が感じていた見えない壁。
大地震で何もかも揺れ動き、大地が蠢いたこの地にて、壁が開かれた。

我々が今まで見ていた物が仮面だった事に気づき、今までの既成概念も思いも全てが壊された。

新たな目で見て考え、新たな世界を作る人たちと出会うための新たな道を繋いでくれる曲になるように。。。




 本当はオッペ村で祭りをやっているはずだった春分の日の21日に、
那須CDの仮ミックス音源が全部そろって、
近所の音楽仲間の中嶋さんやイノサンがうちに集まって、
1曲目から10曲目まで通して聴く。
曲順もどんな風がいいかー、あーでもないこーでもないと言いながら並べていく。

その中で、絶対にこの曲は最後を飾る曲だよね、とみんなの意見が一致したのが、
今回の那須CDに初収録されるイノサンの新曲。



以下プロデューサーAnthony K.による解説。




今回の那須CD(仮題『那須~遙かなる山の調べ~』)のトリを飾る曲は、
井ノ浦英雄の作詞/作曲による「頂きに立ちて」。

井ノ浦は、その豊富な音楽経験から、今回のCDのサウンドプロデュースも手掛けている。
そろそろ還暦に近づこうとしている井ノ浦が、今までの音楽人生をふり返り、
また一人の人間として、自分の人生をふり返り、高みからそれを眺める。
それを、人が苦労して山に登り、頂上に立ったとき、ふり返って自分の
たどってきた道程を眺める行為になぞらえる。
そうした趣旨の曲だ。
いわば、井ノ浦版「マイウェイ」

ところが、シンガーソングライターとしての井ノ浦の侮れないところでもあるのだが、
その極めてシンプルな詞が、何となくこの大震災を予見したかのように、
犠牲となった人々への鎮魂の色調を帯び、同時に、
生き残った者たちが向かっていく運命の道程をも暗示し、
さらにそれを、数十年後の未来からの視点で描いているかのように感じられるのだ。

まさに、トリを飾るにふさわしい曲に仕上がっている。
とりあえず、その詞だけでもここに紹介しておきたい。


「頂きに立ちて」


いくつ 夜をこえ
君は そこに立ち
あー 時は
あー 流れ
夢は続くよ
旅は続くよ

やがて 日が落ちて
月が 君をてらし
あー 今も
あー 変わらず
そっと おやすみ
君は 夢の中
 

こんな混乱のさなか、唯一希望の持てる知らせがありました。

10日の夜中までレコーディングをしていて、
11日の日中も近所の小学校へ行き、効果音として使う予定の子どもたちの声を録音したり、
アルバム制作に動いていました。


今回の那須コンセプトCDの録音ミックスを担当しているN君は
現在東京の実家に避難しているのですが、
そこでアルバムの仮ミックスの作業をしてくれていて、音源をネットで送ってくれました。

あらためて聴くと、どれもこれも名曲で、人をなぐさめたり勇気づけたりするパワーを持っていると感じます。

曲を聴いていると、音楽に没頭して、余計な心配ごとや不信感も消えて行くような気がします。


その中の私の新曲「Listen to the Forest」は、
吉祥寺に住んでいた4・5年前に、
ちょうど井の頭公園でギターを弾いて歌っていた時に、
サビのメロディーと言葉がおりてきたものです。

なんだかんだと、そのあとのメロディーができなくて、
試行錯誤して、やっと今年の新曲としてできあがったのが、ちょうどこの時期。

出来上がったメロディーにAnthony K.がつけてくれたこの曲の詞は、
今回の震災に対して予言的な内容であると、改めて感じました。


もちろんこの詞は、今回の震災が起こる前に書かれたものですが、
地震、津波、そして原発事故によって、天災と人災の両面から
被災された何の罪もない人たち、
そして、そうした人災が起こってしまった背景にある人の心のあり方、
さらに、そうした背景を踏まえて、これからのわたしたちが向かっていくべき方向が、
この詞にはすべて示されていると感じます。


なので、CDの発表前ですが、いち早くここにご紹介したいと思います。




「Listen to the Forest」
 
耳をすまし 目を閉じて
聴こえるでしょ 森の声
 
あなたはまだ 生まれたばかり
その足どりは よろめいてる
 
Listen to the Forest Ah  Ah
Listen to the Forest Ah  Ah



 
足を止めて 寝そべって
聴こえるでしょ 風の歌
 
欲張らないで あやつらないで
奪うのでなく 受け取って
 
Listen to the Forest Ah  Ah
Listen to the Forest Ah  Ah



 
星がひかり 月が出て
聴こえるでしょ 夜の音
 
怖れないで そっと寄り添って
一匹のアリにも 宇宙がある
 
踏み出しなさい 小さな一歩を
恵みはきっと 与えられる
 
Listen to the Forest Ah  Ah
Listen to the Forest Ah  Ah